着物リメイク工房エンズウェル

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社是

浴衣にブラジャーやめて

若いお嬢さんで、「ああ、きれいな着付けだな」って思わせてくれる浴衣スタイルの方、あまりお見かけできません(~_~;)美しい着物のシルエットって「I型」なわけですが、若い方はどうしてもくびれたウエストと豊満なバストラインを強調したいんでしょうね。洋服と同じようにパットとボーンの入った厚みのあるブラジャーをなさっておられるようで。そもそも胸を潰す、補正を入れる、という知識がないのかもしれません。それで、帯の上にどよ~んとナニか乗っかっただらしない状態になってしまってる人がおおい。浴衣は3点セットで買ったとしても、和装ブラジャーを買うまでには至ってないんだろうな。せめてスポーツ用のハーフトップブラは持ってないかなぁ。あ、もしかして、これって、売り手側の責任かも。浴衣売り場で積極的に和装用ブラジャーの商品陳列して、「これは必需品ですよ」って消費者に認知させるべき!あと、本当は、ウエストにもタオル巻いた方が良いですよ。補正や着くずれ防止の面からも大切なことですが、そのほかにも帯を汗から守る役割もありますから。浴衣自体は着たら洗えば良いですが、帯は洗濯しないでしょ?汗染みがカビや変色につながるので、汗を直接吸わせないことは大切です。暑くて大変でしょうけどね。でも、マキシ丈のスカートにサッシュベルトやビスチェなんかをコーデする元気があるなら浴衣の下にタオル巻けるって思えてきません?ちなみに男性も着物の時、ウエストの細い人は補正を入れるんですよ。ただね・・・。女性と違ってガッツリ帯でホールドできないので、補正タオルの上を腰痛ベルトかコルセットなどで固定した方が良いですね。なので、浴衣ぐらいだったら補正入れなくていいんじゃないかなって思います。男子の浴衣スタイルはちょっとはだけちゃってるぐらいでも良いかなと。

メッセージという映画(ネタバレ)

飛行機の中でメッセージという「ばかうけ」とシンクロしていることで話題になったSF映画を観ました。ネタバレ注意あらすじは地球各地に同時にばかうけ型のにUFOのが着陸し、ある女性言語学者が「UFO内のタコ型宇宙生物とコミュニケーションをとってほしい」と政府に依頼されます。紆余曲折あって(端折りすぎ)その女性言語学者は自分の未来を見てしまいます。というか、見えるようになってしまいました。その未来は夫に離婚され、愛する一人娘が病死するというとっても辛~いものです。ですが、彼女はそうなるとわかっているのに、その未来を歩むことを受け入れるのでした・・・。と、かなり大雑把すぎて全然ストーリーが伝わらないと思いますが、ご勘弁を。興味深かった点は、これまでの過去遡り形SFって、不幸な未来を変えるじゃないですか。全力で。それがハッピーエンドの王道みたいな。それがこの映画では、「そうなるとわかっていてもそうする」という。その心境、今ならわかるかな。別れるとわかっていても愛しあったことをなかったことにできないかけがえのない夫。病気に苦しむとわかっていても生まれなかったことにできないかけがえのない娘。出会わなければよかった人なんて、一人もいないのかな・・・なんて。それが究極の自己肯定、現状肯定。

なぜ着物からバッグ?

そもそもどうして着物を買うのでしょう?皆さんはどんな時に着物を買いましたか?着物がお好きな方ならそれはごく当然のことでしょう。そういう方は着物を見るのも好きで、買う気もないのにフラっと呉服市を覗いてしまい、「一目惚れ」に出会ってしまってついつい買っちゃうパターンが多いかと。もしくは着物が好きというより、着物を着て何かをする趣味をお持ちの方、例えば茶道とか、詩吟とか、三味線とか、日本舞踊など。そういうのの発表会などで着るためのいわば「舞台衣装」として着物を誂えることもありますね。また、趣味じゃなくて職業柄着物をお召しになる方もおられます。伝統芸能の方や、老舗〇〇の女将さん。夜の蝶と呼ばれる方々。それ以外で着物を誂えるタイミングって、ほとんどセレモニーの時でしょうね。成人式やお子さんの百日参り、ご入園、ご卒業、結婚式・・・。いろいろありますが、普段着物を着ない方が着物を作られると、次に袖を通す機会っていつのことなのでしょう?ひょっとすると「それ一回」で終わりかもしれませんね。娘にあげる。お嫁さんにあげる。だからいい。ちょっと待ってください。貰って喜んでいただけるのですか?本当にその着物、「欲しい」と思われてますか?むしろ困っておられるのじゃないでしょうか?サイズはあってますか?いただいてもらう方のお好みに合ってますか?長い間保管して黄ばみやカビがついていませんか?実は、貰って困る形見ナンバーワンが「着物」と言われています。貰っていただく方が着物好きの方なら全く問題ないです。それはそれは有難がられるでしょう。でも、そうでない場合、お酒を飲まない方に地酒を贈るのと同じこと。もし、あなたの思い出のセレモニーを彩ってくれた着物がただ死蔵されているだけなら、そして、それに再び袖を通してくれそうな親しい方も思い当たらないようでしたら、思い切ってバッグにリメイクして活用してあげてくれませんか?着物はあなたと一緒に出掛けたがっています。バッグになったら一緒にお出掛けできます。洋服にリメイクすることもできますが、リメイクしたい着物のデザインが洋服にして合うかどうか・・・。正直、着物の絢爛さは洋服に置き換えるのが難しいと思います。シックな紬とかならいいのですが、セレモニーで着たような訪問着は洋服にしても着ていく場所がないと思うんです。だからバッグにリメイクすることをお勧めいたします。バッグなら派手でもそれなりに使えるシーンがあるからです。それと、バッグって、宝飾品としての価値もあります。コンパクトになるので棚にちょこんと置かれているだけでも存在感があります。押し入れの奥底に眠らせられたままの着物でいるより、目につく場所に出てこれただけでも着物は嬉しいはずです。画像は留袖からハンドバッグを作りました。